生理不順とは、月経の周期が安定しない状態のことです。
月経の悩みで一番多いとされている生理不順は、生理の周期や期間に乱れがあることをいいます。
生理不順に悩んでいる方はとても多く、さまざまな対処法が検討されています。
なかでも、低用量経口避妊薬(ピル)を用いる治療が主流です。
近年では、ピルのオンライン処方が認められたことで、以前よりもかんたんにピルを入手しやすくなっています。
この記事では、オンライン診療でピルを処方してもらう方法がよく分からない方向けに、メリットや使用時の注意点などを解説します。
この記事を読むことで、生理周期を安定させ、生理とうまく付き合いながら楽しく生活する手助けになれば幸いです。
Contents
生理不順によるピルの効果
ピルの効果には「卵巣から排卵を抑制し避妊を防ぐ効果」と「子宮内膜の量を減らして出血や痛みを減らす効果」があります。
ピルを2ヶ月程度使用することで、月経の量が43%減少することも報告されています。
ピルは7日間以上服用することで効果を発揮し「ピルを飲んでいると生理が来ない」「飲まなくなると生理が来る」というサイクルを作れるのです。
基本的には「21〜28日連続で服用して、約5日間休薬期間を設ける」という流れを3カ月続けるのが一般的です。
ピルを周期的に飲むことで、正常な周期を取り戻せるでしょう。
【参考情報】『経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ』厚生労働省
『低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版)』日本産科婦人科学会編 p10
ピル処方にオンライン診療を使う4つのメリット
オンライン診療を利用すると、対面診療と比べていくつかのメリットがあります。
オンライン診療のメリット
- 待ち時間や移動時間をなくせる
- 周りに知られずに受信できる
- 気軽に相談できる
- 薬の在庫が多く安く提供されやすい
それぞれ見ていきましょう。
待ち時間や移動時間をなくせる
オンライン診療のメリットは、自宅や好きな場所で受けられることです。
指定した時間になったら、パソコンやスマホから入室して診察を受け、薬も自宅で待っているだけで届きます。
対面診療で生じてしまう「クリニックまでの移動時間」や「薬の受け取りまでの待ち時間」がなくなり、診療にかかる時間が大幅に少なくなります。
周りに知られずに受診できる
オンライン診療では、クリニックを利用していることが周りに知られにくいです。
基本的には自宅から出ずに診察や薬の受け取りが完了し、人と遭遇することがないからです。
人によっては友人や職場の人などに、クリニックを利用しているのを知られたくない人もいるでしょう。
周りを気にすることなく利用できるのもオンライン診療のメリットです。
気軽に相談できる
クリニックによっては、対面の診療よりオンライン診療の方が気軽に相談しやすい環境が整っています。
24時間LINEチャットを受け付けていたり、タイミングが合えば定期的に医師と話したりできます。
オンライン診療だからといって、診療が適当になるわけではありません。
しっかりとカウンセリングしたうえで、1人1人の生活背景に合わせて、必要な薬を処方してくれます。
対面での診察は、予約や待ち時間など時間がかかることも多く、気軽に相談しづらいこともあります。
医師にいろいろ聞いてみたい人や心配事が多い人などはオンライン診療がおすすめです。
薬の在庫が多く安く提供されやすい
オンライン診療のクリニックは全国の患者を対象とするため、まとまった量の薬を入手しています。
1つあたりの薬にかかるコストが減るため、通常の料金よりも安い値段に設定されていることが多いです。
一方、対面診療しか実施していないクリニックや店舗の数が少ないクリニックでは、薬を大量に抱えるのはリスクになります。
限られた量を取り寄せるため、手間やコストを考えると割引のない通常料金や割り増しの料金設定となりやすいです。
安い値段で薬を入手できるのも、オンライン診療のメリットです。
生理不順でオンライン診療を利用する際の3つの注意点
オンライン診療にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
オンライン診療のデメリット
- 精密な検査をうけるには対面診療が好ましい
- 保険適応になるかどうかはクリニックによって異なる
- 個人輸入や販売サイトでのピルの購入はリスクがある
以上の注意点を認識しておくことで、実際に利用するかどうかの参考になるでしょう。
精密な検査をうけるには対面診療が好ましい
精密検査を受けたい場合は、対面診療を選びましょう。
オンライン診療では画面上のやり取りのみで診察となります。
血液検査などの詳しい検査は実施できないため、正確な原因を特定できない可能性もあります。
また、生理不順の症状が「周囲と比べて重たそうなとき」や、オンラインだと不安なため「直接話を聞いてほしい」ときも対面診療がよいでしょう。
オンライン診療と対面診療はどちらにも良さがあるため、自分にあう方法を検討してみてください。
保険適応になるかどうかはクリニックによって異なる
ピル処方が保険適応になるかどうかは、各クリニックによって変わります。
一般的に保険が適応されるケースは「月経困難症や子宮内膜症などの病気に対して、治療目的で使われるとき」です。
避妊目的や月経の日を移動したいときには、保険が適応されないことがほとんどです。
治療が必要かどうかを判断するためには、精密な検査が必要になることも。オンラインでは精密検査ができないため、基本的には自由診療となります。
保険適応されるかどうかで、自己負担の料金はかなり変わります。
事前にHPで確認するようにしましょう。
個人輸入や販売サイトでのピルの購入はリスクがある
個人でピルを購入するときはリスクがあり、何かあったときに対応できない可能性があります。
ピルの市販は禁止されているため、クリニックや病院で診察を受けてピルを処方してもらう必要があります。
ただ、海外のサイトで「安く販売されている」といった理由から、処方なしに個人輸入する人も一定数いるでしょう。中には粗悪品が混じっていることもあり、思わぬ副作用が生じることもあります。
正規の医療機関で処方された薬に関しては「医薬品副作用被害救済制度」という、副作用が生じたときに医療費を負担してくれるサービスもあります。
個人輸入の場合はこの制度を使えないため、自分で負担する費用が増えてしまうのです。
安全面や金銭面のリスクを理解したうえで、なるべく医療機関を受診してピルを使用するようにしましょう。
【参考情報】
『医薬品副作用被害救済制度』独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
生理不順でオンライン診療を使うべき人・おすすめしない人
ピルのオンライン診療を使うべき人は、以下のような特徴があります。
オンライン診療におすすめの人
- 仕事が忙しく時間が取れない人
- 待ち時間を極力なくしたい人
- 周りにバレたくない人
一方、オンライン診療に利用をおすすめできない人もいます。
おすすめしない人
- 血栓症になりやすい人
- 血圧が高い人
- 肝臓が悪い人
- 肥満の人
- タバコを吸う人
オンライン診療に向かないのは、元々ハイリスクな背景がある人です。場合によっては飲んだ薬が禁忌となることもあるため、薬を貰う際には事前に確認が必要です。
なかでも、ピルの処方によって静脈血栓塞栓症になるリスクは3〜5倍になると報告されています。
オンライン処方に不安がある場合は、対面での診療も候補に入れましょう。
【参考情報】
『低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン』岡山医学会雑誌 第119巻 January 2008, pp315-317
『低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版)』日本産科婦人科学会編 p6
月経困難症など症状がひどい人はオンライン診療に向いていません
生理不順がひどい人の場合、月経困難症のこともありあります。
月経困難症は、”機能性月経困難症”と”器質性月経困難症”の2種類に分けられます。
機能性月経困難症とは、プロスタグランジンが多く分泌されて子宮の収縮が強くなってしまったり、経血の出口である子宮頸管が狭かったりするのが原因です。
機能性月経困難症はホルモンバランスが不安定で、子宮が未成熟な若い女性に起こりやすいと言われています。
器質的月経困難症は、子宮筋腫や子宮内膜症など、他の病気が原因となり起こる生理痛です。
ひどい生理痛で、経血量がいちじるしく多い場合は、対面診察での相談を考えてみましょう。
生理不順をピル以外で改善させる方法
ピルを使用するだけじゃなく、生活習慣を良くすることが生理不順の改善に役立ちます。
生理不順は、女性ホルモンのバランスが崩れることが原因とされています。
ホルモンバランスを整えるには、生活習慣の改善も効果ありますので、ぜひやってみてください。
生理不順の対策としては、薬を使用してホルモンバランスを整えつつ、生活習慣を見直していくことです。
具体的には
- バランスの良い食事
- 十分な睡眠時間
- 適度な運動
- ストレス発散
生活習慣を一度に見直すのは難しいため、取り組みやすい方法から試してみてください。
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メデリピルの特徴は以下の通りです。
ポイント
- 初月ピル代無料(薬による)
- 診察代はずっと無料
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メデリピルの低用量ピルのプランは以下のとおりです。
プラン | 料金 |
定期便プラン | 2,970円+送料550円 |
3シートプラン | 9,470円(送料1回分のみ)年間4,400円お得 |
6シートプラン | 17,820円(送料完全無料)年間6,600円お得 |
1月あたり3,520円(税込)〜始められ、まとめて購入すると1月あたり2,970円(税込)となります。
送料の値段がオフになるため、長期的に利用を検討しているときは、まとめて購入するのも1つの手でしょう。
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【参考情報】
『医薬品副作用被害救済制度』独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
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