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【専門家解説】セブンミールは糖尿病でも使える?血糖値コントロールに役立つ選び方と注意点

困っている女性

セブンミールは糖尿病や糖尿病予備軍の人でも使えるの?

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コンビニ食=糖質が高いイメージだけど、実際はどう?

セブンイレブンのお弁当サービスと聞くと使いやすそうなイメージがある反面、メニューはコンビニ弁当なの?という疑問もありますよね。

本記事では、看護師歴27年・糖尿病療養指導士の資格を持つ私が「糖尿病の食事療法を意識したセブンミールの位置付け」を紹介していきます。

セブンミールの栄養バランスや糖質量、賢い使い方も確認していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

糖尿病に関わらず、健康維持や病気の早期発見には定期的な検査も大切です。
スマホdeドックというサービスを使えば、自宅にいながら血液検査ができるので忙しい方の健康管理におすすめですよ。

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ほかの宅配弁当サービスもチェックしたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

 

セブンミールは糖尿病の
食事管理に使える?

セブンミールは、糖尿病や糖尿病予備軍の方でも工夫次第で活用しやすい宅配サービスです。
中でも「日替わりおかず」シリーズは食生活の見直しにおすすめ。

ただし、「糖質制限食」や「療養食」といった専門設計ではないため、ご飯の量や副菜のバランスに注意する必要があります。

献立が唐揚げやカツの日もあるため、献立のチェックや食べるときの工夫も欠かせません。

本記事では、セブンミールの栄養バランスや糖質量を確認しながら、糖尿病の食事療法を意識した賢い使い方を詳しく見ていきます。

セブンミール公式サイトはこちら

 

セブンミールとは?
糖尿病なら「日替わりおかず」が
おすすめ?

まずはセブンミールについておさらいすると、セブンミールとは、セブンイレブンが提供する予約・宅配型の食事サービス。

セブンミールのポイント

  • 必要なときに都度予約&受け取るスタイル
  • 一食から注文OK
  • スマホやパソコンからも注文できる
  • 弁当には「日替わり弁当」と「日替わりおかず」がある


最寄りの店舗で受け取るか、送料を払うと自宅で受け取りもOK。店舗数が多く、営業時間も長いセブンイレブンだからこそ受け取りのハードルが低くなっています。

普段からセブンに立ち寄ることが多い人には便利なサービスですね!

 

管理栄養士監修の
「日替わりおかず」がおすすめ

セブンミールには、管理栄養士が監修する「日替わりおかず」と「日替わり弁当」があります。どちらもカロリーや塩分に配慮された栄養バランス型のセットですが、おすすめは「日替わりおかず」です。

「日替わりおかず」はおかずのみ。
主食の量や種類を自分で調整できます。

日替わりおかず

  • 一食580円(税込626.40円)
  • 熱量400kcal以下&食塩相当量は2.8g以下

日替わり弁当

  • 一食620円(税込669.60円)
  • 熱量600kcal以下&食塩相当量は2.8g以下

1か月分の献立が公式サイトで確認できるのもポイント。

(店舗受け取りの場合は、受け取り予定日の3日前の午前11時までに注文が必要です。)

食事管理において事前に内容をチェックできるのは安心できるポイントです。

一方で、「糖質制限弁当」や「医療用の療養食」といった専門設計メニューは用意されていません。 

【参考情報】『セブンミールの日替わりおかず』セブンミール
【参考情報】『セブンミールの日替わり弁当』セブンミール

 

セブンミールはいくら?

セブンミールの価格は一食あたりおよそ500〜700円前後。

店舗受け取りなら送料は無料、1食からでも注文OKです。

チルド(冷蔵)配送なのでストックには向きませんが、冷凍に向かない食材も食べられるのがいいですね。

配送対応店舗では税込1,000円以上の注文で配達可(送料220円)、税抜3,000円以上の注文なら送料無料です。

大手コンビニだからこその品揃えで、ミールキットやおかずセットなど幅広いラインナップがあるのも魅力といえます。

 

「日替わりおかず」シリーズの
栄養バランスは?

日替わりおかずは、カロリー・塩分を抑えつつ野菜が摂取でき、セブンミールの中では血糖値が気になる人に最もおすすめのシリーズと言えます。

日替わりおかずのポイント

  • 管理栄養士が監修
  • 熱量400kcal以下&食塩相当量は2.8g以下
  • たんぱく質・食物繊維・1/2日分の野菜のうち、2種類以上が摂れる

ただし、糖質量に明確な基準はないため注意しましょう。

今の自分に必要な条件と照らし合わせてみてください。


血糖値を管理するためには、食物繊維をたっぷり摂ることが大切です。サラダや汁物を添える、主食を雑穀米にするなど食物繊維を意識して組み立ててくださいね。

日替わりおかずメニュー例

  • 赤魚と野菜の和風あんかけ
  • 豚肉の生姜炒め
  • あじと野菜の 甘辛しょうゆだれ
  • 鶏の唐揚げ おろしポン酢

主食つきの「日替わり弁当」のメニューも紹介します。

日替わり弁当メニュー例

  • てりやきチーズ ハンバーグ
  • あさりごはん幕の内
  • 麻婆茄子&甘酢あん酢豚
  • 豚しゃぶ ゴマだれ

もっとメニューを見てみる

 

セブンミールを糖尿病向けに
活用するコツ

セブンミールは糖尿病食ではありませんが、簡単な工夫で血糖値管理をサポートできます。

ここでは、無理なく続けられる4つのポイントを紹介しますね。

セブンミールを活用するコツ

  1. 主食の選び方を工夫する
  2. 野菜・食物繊維をプラスする
  3. タレ・ドレッシングを半量に
  4. 夜より昼に活用する

それぞれ詳細を見てみましょう。

1. 主食の選び方を工夫する

セブンミールの「日替わりおかず」には主食がついていません。

「結局自分で用意するの?」と思うかもしれませんが、血糖値管理においては、むしろ嬉しいポイントです。
血糖値を上げにくい主食を、自分で選べるからですね。

おすすめは、雑穀米・もち麦ごはん・玄米・十六穀米・そばなど、食物繊維を多く含むもの。
食物繊維には、糖質の吸収をゆるやかにして血糖値の急上昇を防ぐ働きがあります。

また、小麦製品はGI値が高く血糖値を上げやすいので、できるだけお米を中心に選びましょう。
パンやパスタは柔らかいため、噛む回数も少なくなりがち。

食べごたえがあるお米の主食を選ぶことで、満足感を保ちながら血糖値の安定につながります。

よく噛むことは早食い防止にもなりますよ。

2. 野菜・食物繊維をプラスする

セブンミールの「日替わりおかず」には2種類の副菜がついていますが、さらに生野菜や汁物をプラスしてみましょう。血糖値の上昇をより穏やかにすることができます。

迷ったときは、食物繊維が豊富なキャベツ・わかめ・ひじき・きのこ類を取り入れるのがおすすめ。
セブンミールの受け取り時に、店内で野菜サラダを一緒に選ぶのも◎

セブンイレブンの店舗商品を食事管理に活用したい方にはこちらの記事もおすすめです。

コンビニ食=糖質が高いというイメージがありますが、選び方次第で賢く活用できますよ。

 3. タレ・ドレッシングを半量に

糖質調整がされていないセブンミールでは、調味料で思ったより多くの糖質を摂取してしまうことも。付属のタレやドレッシングは半量だけ使うのがおすすめです。

そのぶん、ハーブソルト・ブラックペッパー・ゆず胡椒などの香りづけで満足感を補うと、味気なさを感じずに美味しく減塩できます。

糖質・塩分カットの第一歩として、ぜひ試してみてください。

4. 夜より昼に活用する

糖質量がコントロールされていないセブンミールを取り入れるなら、夜よりも昼がおすすめです。

昼の時間帯は体の代謝が高く、摂ったエネルギーを消費しやすいため、同じメニューでも夜に食べるより血糖値が上がりにくい傾向があります。夜はどうしても活動量が減り、食後に体を動かす機会も少なくなりますよね。

一方、昼食時にセブンミールを活用すれば、午後の活動で自然とエネルギーを消費できるため、血糖コントロールもしやすくなるからです。

食後30分〜1時間のあいだに、軽いストレッチや10分ほどの散歩を取り入れると、血糖値の上昇をさらにゆるやかにできます。

 

セブンミールを他社の
糖尿病対応食と比較すると?

結論をお伝えすると、糖質コントロールをしっかりしたい人はnoshやヨシケイ、健康的な食事管理をしたい人はセブンミールが向いています。

ここでは、セブンミールを含めた5つの代表的なサービスを比較し、それぞれの特徴を見ていきましょう。

比較するのは

  • セブンミール
  • nosh
  • ヨシケイ
  • タニタ
  • ワタミの宅食

です。

栄養設計で選ぶなら?

糖質や塩分のコントロールをしっかり行いたい方には、nosh(ナッシュ)やヨシケイ(ヘルシーミール)がおすすめです。
特にnoshは、「全メニュー糖質30g以下・塩分2.5g以下」という明確な基準を設けており、糖尿病の方でも比較的安心して利用できます。

ヨシケイも1食あたり約240kcal・塩分2g以下と、医師や管理栄養士指導のもと食事管理する際も取り入れやすい内容です。

一方で、セブンミールやタニタ食堂(からだ倶楽部)は「糖質制限」よりも健康維持・予防がメイン。過度な制限をせず、毎日の食事バランスを整えたい方に向いています。

制限食というより、生活習慣の改善をサポートする日常食の位置づけですね。

ワタミは中間的な立ち位置で、低カロリー・低塩分を意識しつつ、味の満足度も重視しています。

価格で選ぶなら?

価格帯はどのサービスも1食あたり600〜750円前後と大きな差はありませんが、セブンミールは「都度注文・店舗受取OK」なので、初めて利用する方でも試しやすく、コスパの良さが際立ちます。

noshやヨシケイは基本的に定期契約制で、まとめて注文することで割引が適用されます。
ただし、冷凍庫のスペースをある程度確保する必要があるため、一人暮らしの方や小型の冷蔵庫を使っている家庭では少し不便に感じるかもしれません。

ワタミの宅食ダイレクトは冷凍弁当ながら、家族利用やまとめ買いでコストを抑えやすいのが魅力。

一方で、タニタ食堂の宅配弁当はやや高価格帯(700〜800円前後)ですが、「タニタ監修」というブランドの信頼性を重視する方に選ばれています。

使い勝手で選ぶなら?

セブンミールは、最寄りのセブンイレブンで受け取れる点が最大の特徴です。

「忙しい日だけ頼む」など、ライフスタイルに合わせて柔軟に使えるのが強みです。


また、チルドタイプなので冷凍庫も圧迫せず、美味しさが保ちやすいというメリットも。

noshやワタミの宅食ダイレクトは全国配送に対応しており、冷凍庫にストックしておけば、「今日は料理したくない」という日にすぐ利用できる便利さがあります。

ヨシケイは地域密着型の週配サービスで、配達スタッフが直接届けてくれる安心感が強み。
高齢者や在宅勤務者など「決まった時間に受け取りたい」人にも使いやすい仕組みです。

タニタ食堂の宅配は通販形式で、都度購入が可能。
健康意識が高く、“自分の体を大切に扱いたい”というモチベーションの高い層に人気です。
「ごほうび」として取り入れるケースも多いですよ。

各サービスにはそれぞれ特徴があるので、自分の血糖値や生活リズムに合わせて活用しましょう!複数サービスを組み合わせて使うのも賢い選択です。

どんな人にセブンミールが
向いている?

セブンミールは、糖尿病予備軍や血糖値の上昇が気になる方の“食事管理の第一歩”として最適です。

セブンミールが向いている人

  • 普段からセブンイレブンをよく使う人
  • 糖尿病予備軍・軽度の血糖値上昇が気になる人
  • 忙しくて自炊や食材管理が難しい人
  • 「きっちり制限」より「まずは食生活改善」を目指したい人

特におすすめなのは、

「健康診断で注意されたけど、食事管理にかける時間がない」

という方です。

セブンミールは、全国にあるセブンイレブン店舗で簡単に受け取れるのが大きな魅力。
通勤やお出かけのついでに受け取れるため、宅配便の時間指定や冷凍庫のスペースを気にする必要もありません。

「気づいたときにすぐ使える」この“手軽さ”こそ、セブンミールが持つ最大の強みですね。

まとめ:セブンミールは
「食事管理の第一歩」で使うのが
おすすめ

セブンミールは糖尿病食ではないものの、栄養バランス・価格・続けやすさの3点で、血糖値コントロールを始めたい人におすすめのサービスです。定期購入もなく手頃な価格で、無理なく食事管理の第一歩を踏み出せるはずですよ。

今日の食事を少し変えるだけでも、体はきちんと応えてくれます。
まずは1つのサービスを試してみて、自分の生活スタイルに合うかどうか確認してみませんか?

セブンミール公式サイトはこちら

 

しかし、食事管理は毎日のこと。
なかなか上手くいかないときもありますよね。

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